tea timeを設立(というほど大げさなものではなく)したのは、当時中学生だった息子が学校に行けなくなり、そのことで辛くて苦しくて(←私が)、もがくように救いを求めていたとき、友人の友人つながりで同じ不登校の子どもを持つ人と知り合い、一緒に気持ちを分かち合う場を持ちたいね、ということでスタートしました。
自分たちと同じように、もしほかにも不登校の子を持つ親が辛い気持ちを抱えているのであれば、気を遣うことなく心情を吐露できる場が必要なのではないか。そして思いを共有することで親が少し元気になり、それが子どもと向き合うときにきっとプラスになる!と思っての場づくりでした。

そんなスタート時から早13年近くが経ちました。子どもたちの義務教育期間はとっくに終わりましたが、「不登校」というテーマは、私のものの見方をさまざまに広げてくれたと思っています。
「不登校」から端を発したことで、それまで当たり前だと考えていたこと、価値観、常識など、「本当にそうなの?」と改めて考え直す・・という視点を持つようになりました。
自分が培ってきた価値観を揺さぶられるのは苦しいし、そう簡単に覆るものでもないですが、でも見つめ直す作業を仲間とともにしていく場は得難いものです。
子どもが「不登校」になったからこそ、見えてきたもの、気づいたこと、思考したこと、自身が変化したこと、たくさんあります。
tea timeでまた新たな気づきを発見できるかもしれません。そんな場であり続けたいと思うのです。